見えない工事の大切さ ~業界紙・給排水管・断熱工事をしないで後悔~


中古マンションを買ってリノベ・リフォームで後悔した事という生活者の声が
2017年3月号のリフォーム産業新聞に掲載されていました。
見えない工事の大切さが、伝わってくる内容です。

この座談会では、実際に中古物件を購入しリフォームした
二人の女性のインタビューとなっており
内容を簡単に説明すると、入居する前は見た目だけのリフォームに資金を使い
住んでみて後悔しているとの話です。

では、何に後悔しているのか?

■Aさん
とにかく家が寒い。日中ですら寒い。断熱工事をすればよかった。
■Bさん
老朽化した給排水管工事をすればよかった。
実際に住んでから水漏れした。
周りのお家も水漏れして、弁償したとの話に不安だ。

ということでした。
つまり、見えない工事の大切さを、リフォームした後になって初めて気づいたということです。

さらに続きます。
お二人に共通しているのは
購入時にはリフォーム会社さんや不動産担当者は
断熱工事も給排水管工事も一切提案してくれず
お二人自身も目に見える部分にお金を使うことを優先したということ。
しかし、実際に住んでみてから「寒さ」や「老朽化した給排水管」などに不満と不安を感じ
その分の改修費を後回しにしているということ。

このお二人のインタビューから学べることは
「目につきやすい」水回りや内装工事は後からでもできるが
「目に見えない」断熱性能や給排水管は、入居前に改修するべきだということです。

サンビックでは、15年以上前から
この断熱工事と老朽化した給排水管の工事を推進してきました。
はじめの頃は、この話をしても相手にして頂けないことも多く
見た目だけをきれいにしようとするリフォーム屋さんに負けたりしました。

しかし、上記のインタビューの通り、後悔する方が実際に多くいらっしゃるのです。
このように、新聞に掲載されるということは、多数の方が同じようなことで
後悔しているいうことではないかと僕は思います。

やはりこれは、提案するリフォーム会社に問題があるとしか思えません。
お客様は建築のプロじゃないわけですから、プロに仕事を依頼するわけです。
プロなのに、実際に住んだ後の生活を考えて提案できないなら
それはプロの仕事とは言えないのでないでしょうか?

この業界新聞のある方が、こんな話をしていました。
「リフォーム業界には、いまだに悪徳業者が10%ほどいる。 
そして悪気はないが知識や専門性の無さで、適切な提案や施工ができず
結果お客様を困らせてしまう悪質な会社が70%いる。
本当に良質なリフォーム会社は20%。
悪気はなくても悪質な結果を生んでしまうのは
売上重視で専門性やスキルの向上を怠っている結果といえる。
やはり「餅は餅屋に頼め」というように、専門性とスキルを向上し
本当に良質なリフォーム会社になっていかなければ、この業界は良くならない」

私たちサンビックも、専門外の工事であれば、悪質業者なってしまうかもしれないと
マンション専門になっていくことを決め、常に学ぶ姿勢を大切に、専門の資格を取得し
創業から36年間成長してきました。

今では、問合せのお客様がほとんどが見えない工事を希望し
その専門性に、TVや雑誌などのメディアや行政、業界関係者から
高い評価を頂けるようになったのは
たとえ相手にされなかったとしても
「一生、お付き合いしていただきたい」との思いで
専門性を磨いてきたことの賜物だと思っています。

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NHKのクローズアップ現代plusに出演 住宅ローンでリフォーム



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23年続くNHK「クローズアップ現代plus」(2016.6.16放送)に出演させていただきました。


「マイナス金利政策」の影響を活用し、超低金利の住宅ローンで「性能向上リノベーション」を行っている工務店として取材を受けました。
正直言うと、「弊社のような零細企業になぜNHKが???」と思い、新手のサギなのかとかなり疑いましたが、23年も続く「クローズアップ現代」のディレクターさんからキチンと説明を受けて納得して取材を承諾しました。

NHKディレクターさんからの電話でのヒアリング取材をしてから、放送三日前というかなりタイトなスケジュールでの取材でした。

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【取材中の様子】

六時間を超える取材で、番組の構成上、実際に放送されたのはほんの二分くらいでした。

内容的には、マイナス金利の影響によって、住宅ローンが超低金利になったという点と、その超低金利の住宅ローンをリノベーションに使えるという点が最大のテーマ。

市場では「中古物件購入+リノベーション」が一般化してきて、住宅ローンを使えてはいたのですが 今お住いのマンションをリノベーションや大型リフォームしようとするときには手持ちの現金か金利の高い無担保ローンでしか、資金計画を立てられませんでした。
ですが、実際に相談をいただくお客様の多くは、やはり現在の住宅を長く安心して住めるようにリノベーションしたい。
また築年数や住宅診断を考慮すると、結露の問題や老朽化した床下の給排水管は、リフォームの時しか新設できないことから 後回しにはできない内容です。

しかし、その希望や後回しにできない給排水管や結露の問題を解決するには大掛かりなリノベーション工事を しなければならず、引っ越しもしていただきますし、予算も高額となり、お客様もあきらめて表面的なリフォームに変更することも多かったのです。
しかし、給排水管や結露の問題、また家の寿命を延ばすことはその時に工事しなくても近い将来は工事しなければならない、避けては通れない問題です。
そういう意味で考えるとリノベーションは新築や建て替えと同じで部類に入るのにも関わらず、今までの融資側の評価が低いため資金計画が難しかったのが 実情でした。

このような中で経済的には、劇薬ともいわれるマイナス金利政策によって、融資する銀行側を動かしてくれたことは間違いないかと思います。

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数年前に
「サンビックさんでリノベーションしたいけど、無い袖は振れないの。手持ちでできる範囲でリフォームして」
と言われたことがあります。

しかし、今は超低金利の住宅ローンをリノベーションの資金計画として銀行側が率先して融資してくれるのはすごいことです。

実際に今回の取材を一緒に受けていただいたT様は、はじめは「金利の高めの短い無担保ローン」で計画していましたが、ある銀行さんより超低金利の住宅ローンをしかも30年以上で融資しますとの提案をいただき、月額3万円の返済で負担なく ご希望の「木のリノベーション」を施工することになったという内容で、これが放送されました。

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取材された内容について、ディレクターさんより
「今回は尺が短く決まっているので余り長くは放送できませんが、サンビックさんの取り組みは大変に興味深いのでもっと取材させてもらえませんか?それを別な内容の番組で使わせてもらってもよいですか?」
とのことですので、また改めてこのコラムで詳しく書きたいと思います。


何よりうれしかったのは、放送日から多くのお客様や職人さんや取引先、友人知人などからご連絡をいただき、まるで自分のことのようにうれしいうれしいと言って喜んでいただいたことです。
このような素晴らしい方々に支えられていることに感動いたしました。

「一生おつきあいいただける会社でありたい」との理念で地道に35年間の歩みを進めてきて本当に良かったです。

デザインリフォームの落とし穴


「おしゃれで素敵なリビングにしたい!」

リフォーム、リノベーションの時にデザインにこだわるのは大事なことだと思います。

最近よくみるリビングなどのデザインリフォームの事例に、
天井壁にコンクリート打ちっぱなしで床に無垢材を使うデザインを見たことはありませんか?

とてもかっこいいですよね?

しかし、この天井壁がマンションのコンクリ躯体をむき出しにしただけの工事だとしたら、
これは人が住むには限界を超えた寒さや暑さになってしまう住宅になってしまっています。

しかも、もし元の住まいの断熱材を解体してコンクリを出したとしたら、
デザインリフォームによって住宅性能を著しく低下させたリフォームとなってしまっています。

以前より、このコラムで何度も結露と断熱についてお話させていただいておりますが、
マンションはRC構造がほとんどですから機密性が高いというメリットと同時に
コンクリートによって外気の寒暖の影響を強く受け、さらに蓄熱する性質を持っているため
室内に温度差をうみ、結露を出しやすい住環境であるということをお話しているかと思います。

1981年以降、RC構造での断熱という概念が生まれましたので、
断熱性能が十分とは言えませんが、以前の無断熱とは雲泥の差です。

それなのに、このようなデザインだけを優先させたリフォームを提案している業者さんって
どういうつもりなのかなと思ってしまいます

売れれば良いのでしょうか?

しかもデザインを優先したこのようなリフォームは住宅性能が著しく低下することを、
お客様に伝えた上で合意しているのでしょうか?
これは推測でしかありませんが、そのような業者さんは都合の悪いことは言わない。
というか、性能が低下することすら知らないのではと思うのです。
同業者として非常に残念です。


せっかく高額の工事費を支払って出来たおうちが工事前より夏暑くて冬寒くなり
さらに光熱費はあがり、結露とカビや温度差によって身体に害のある住まいになってしまう
これでは何のためのリフォームなのでしょうか?

さらに断熱性能だけではなく、遮音性能を低下させ、
工事後に下階住民と騒音トラブルになり、
工事をやり直したなんて事例もあるくらいです。

住まいをリフォームして快適に住まえるようにするにはデザインは重要です。
しかし、住まいの本来の役割は「命を守り育む」ためにあると思うのです。

以前にも話しましたが、リフォーム業界は敷居が低い故に知識や技術がない業者が横行しています。

もちろん優秀で心ある業者さんもたくさんいます。

まずはそんな良い業者を見極めなければなならないと考えると
お客様自らが学んでいただき賢くなって頂く事が
大切なのではないかと思います。

どうか、このコラムで少しでもお役に立てれば嬉しい限りです

それでは。

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