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マンションリノベーション成功のpoint(水まわり編)

マンションリフォームもやっています』と『マンションリフォーム専門』とでは大きな違いがあります。どこの会社でもマンションリフォームは出来ます。ある程度までは・・・・実はマンションには専門性を必要とする知識と経験が絶対的に必要なのです。

私たちからすれば当たり前の事を分かっていなくてクレームにしてしまう工事をする業者がいます。高レベルなマンションリフォームの専門知識をここでは詳しく説明させていただきます。

その1)マンションの特性を理解した提案をしているのか?

マンションは一軒家(戸建)とは違う特性を持っています。

当然良い特性も数多くありますが、リフォームしたくなる心理として、「老朽化に伴うリフォーム」のきっかけと「不便を感じて解決するするためにリフォーム」を考えるというのが大半ではないでしょうか?

老朽化に伴うリフォーム」ならいわゆる「修繕リフォーム」の部類ですから、マンションの知識のない業者でも8割は対応できると思います。しかし、「不便を感じて解決するリフォーム」ではマンションの特性を理解している専門知識や経験豊かな業者でなければ、「利便性を向上させるリモデル・リノベーション」というのは難しくなります。

では、どうすればマンションの特性を理解しているかどうかを見分けられるのでしょうか?

例えば、初級レベルで言えば、マンションに多いP排水というトイレの横排水管に関する取り扱い方をきちんと理解しているかをチェックされてみて下さい。

中には、排水芯の測り方を分からない業者もいます。排水芯には120mmや155mmや特殊な寸法もあり、その配管に対応する機種やフレキシブルゴム配管などで対応しなければなりません。
さらに中級レベルになれば、配管経路を見直して、トイレ器具を後ろに下げて広くしたり、浴室をサイズアップしたりすることも提案できます。こうした水まわりリフォームで柔軟な提案があるかどうかもチェックするポイントの一つでしょう。

残念ながら「マンションリフォームできます」とうたう業者の多くが知識と経験が足りなく、お客さまに「マンションだからできません」と言ってしまうんですね。もったいない・・・。

その2)水まわり機材の排水管は高圧洗浄に対応しているか?

マンションの場合、多くの管理組合で実施しているのが1年に1回行う排水管の高圧洗浄です。この高圧洗浄は、排水勾配を十分に取りにくいマンションの特性や、床下などに配管された排水管を点検するのも難しく詰まりやすい現状を防ぎ改善するために高圧洗浄によってメンテナンスしています。マンションにお住まいの方なら当然知っていますよね?


でも、それを知らない業者が多いんです。しかも知らないのにリフォームできますと宣伝するんです。

怖くないですか???

では、何が具体的に「知らないと怖いリフォーム」になるかお話します。

多くの業者がやってしまっているのが誤った排水管の繋ぎ方です。そのひとつがジャバラ配管をしてしまっていることです。

ジャバラ配管はフレキシブルに動く配管部材なので多少の寸法がずれても、差し込むだけの簡単な施工で業者側としても便利ですから戸建ならOK。
しかし、高圧洗浄をこのジャバラ配管に通されてしまうと、壊れるか外れて水漏れしたり、高圧による戻りで水が溢れ出る事が多発しています。

各キッチンメーカーでは、マンション高圧洗浄用に作ってある配管を推奨しています。これはキッチン本体のトラップに専用口がついていますのでそこから高圧洗浄をかけて、配管を痛めたり漏れたりするのを防げるようになっています。

しかし、これを既存配管につなぐときはジャバラ管では意味がありません。直接配管といって、しっかり専用接着剤で固定しなければなりません。この作業が、高圧洗浄をきちんと考慮したキッチンリフォームの入口です。出されたプランでは、配管のことはきちんと考慮されているか一度ご確認ください

その3)床下配管の劣化診断の提案はありますか?

さらに高圧洗浄でよくある問題点があります。

それは、長年高圧洗浄をかけていると排水管が少しずつ削られていき、雑排水のため排水管の腐食を進行させてしまい見えないところで配管に穴があき、水漏れしてしまうという問題です。
このことを知らない業者も多いです。。。

劣化診断は、キッチン交換時に共有縦配管につながっている専有横配管をチェックし工事するかメンテナンスしないと、後からの工事はかなり大掛かりになってしまいます。

築20年以上のマンションには床下配管(給排水管)のチェックをリフォームの際にするべきです。劣化していることがわかった時、専有部分の配管を交換することをお客さまに提案してくれていれば、その業者はかなり親切と言えるでしょう。

当然費用はかかります。ですが、なんの為に水まわりをリフォームするのかと原点に返って考えてみれば、当然劣化した配管は見逃せない問題です。建物を共有するマンションで水漏れを起こすことは、近隣の方に迷惑をかけることにもなります。また、せっかく費用をかけて行ったリフォームを台無しにしかねません。見積もりの金額だけで判断すると、かえって高くつくことになるでしょう。

その4)マンションの正しい専門知識があるのか?

弊社が以前に施工した築26年のマンションで、専有部分の横配管と共有部分の縦配管の両方が劣化し穴があいて水漏れしているのを発見したことがありました。

管理組合がメンテナンス会社に修理を依頼したのですが、結局直す事ができず、弊社で専有・共有配管共に直したということもありました。
なぜ直せなかったのか?もう一つマンション特有の知識が必要になるのです。

それは、築年数の古いマンションでは排水管に戸建等では使わない配管などが使われているからです。

例えば、縦管と横管をつなぐ部材に、ボルトナットで締め込む「MD繋ぎ手」やネジ込む「ドルネジ配管」など知識がないと見て見ぬ振りをしてしまう業者がいるほどです。

様々な種類のある配管に対応できる知識と経験がなければ、お客さまにとって正しい工事は提供できないのです。

その5)給排気ダンパーを熟知しているか?

マンションには防火ダンパーと言われるキッチン換気扇に連動した機材があります。

また、中にはキッチンのシロッコファン(台所用換気扇)は内部の空気を給気し外に排気する力を持っており、マンションには外気を取り入れるために、キッチンファンと連動したダンパーという給気用の機材がついています。これを知らずに、連動させずに配線を切ってしまったり、繋がない業者が数多くいます。
ダンパー配線用のキッチン換気扇が用意されており、対応できるのですが、知識のない業者は用意しません。ダンパーは室内から見えるところにあればいいのですが、天井裏にあったり見えにくいところにあったりするので、見落としやすいのです。

しかし既存台所換気扇を外すと、電源の配線に組み込まれているか、電源配線とは別にもう一つの配線がきています。この配線はつながなくても換気扇が動きますが、ダンパーと連動配線を繋げてないので、防火ダンパーが連動しないと、火災時に煙と火が広がってしまし、非常に危険です。また家全体の空気の流れが悪くなり、結露やカビが出やすくなったりします。家の機能を下げることになるのです。